Blogデモーニッシュ〜色彩自然学のブログ〜

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色と人との本質的なつながりを自然という原点から探究して23年の管理人が、活動の表話や裏話を発信するブログサイトです。管理人は”自然とともに生きる”ということが今後一層、人間にとって大きな課題になると直観し、このような活動に野辺で取り組みはじめました。現在は自然の循環を実践する有機栽培の畑、大学や専門機関や社会人への色彩自然学教育、色彩表現による心理支援活動、植物や野鳥や虫や菌類を観察するフィールドワークなどを、色彩教育の普及をめざす小さな学び舎の運営を非営利で行っています。有料記事購読やサポートのための投げ銭機能などが見つかるかと思いますが、運営に充当させていただきたく、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

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フィールドワーク 徒然日記

2025/1/30

冬の野良仕事

大寒、今朝は朝から冷え切っていた。いつも起きてきてミャーミャー言う猫太郎も起きてこない。 毎朝私は家のドアを開けて、太陽をのぞく。根はそんなに明るくはないが、朝の私だけは、光を浴びたり太陽をまっすぐ見ることが好きみたいだ。短時間なら。日によっては、そのまま光に溶けてなくなってしまいたいと思うこともある。しょっちゅうある。 今朝は吐く息がいつも以上に白かった。タバコを吸っているみたいで面白いからスーハーやっているうちに、玄関から相当に冷気が入り込んでいる。庭先のプランター育ちのベビーリーフたちが、寒さのあま ...

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徒然日記

2025/1/14

大学の採点作業が鬼だ

大学での今期受講生220名の採点に入っている今、けっこう大変な日々を過ごしている。おおよその予想はついていたけれど、寝ても覚めてもレポートを読んでいる。自分で選んだ道だから仕方ないのだけれど。 大学教育は今どうなっているんだろうか。効率化が叫ばれる昨今だから、テストをして合格点に達していたら単位を渡す。大抵がそうなのだろうと思う。 私がやっている分野では、色とか自然とかそういったことなので、できる限り効率化を選ばずに、自分が思う対話的なやり方で最後まで全うしたいと思っている。面倒なことでも彼らの提出物に全 ...

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フィールドワーク 徒然日記

2025/1/5

2025新春, 鳥に会いにいく

鳥を好きになったのはいつからだろう、覚えていない。大きく広がる寒空の中、水流のただ中に、そろりと立つ鳥がいる。 なんだかその佇まいを見るだけで、少しの元気玉のようなものがもらえるのは私だけだろうか。鳥が追いかけるようになって、表情を見たいから望遠カメラを貯金をかき集めて買ったものの、若干の「見なきゃ良かった」と思えるほどの無表情さ。 それもまたいい。 どこから飛んできたのかわからないし、どこの海洋を横切って渡ってきたのかもわからないし、何を見て、どんなことを考えているのかさっぱりわからない。そんな表情がま ...

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ゲーテ色彩論 徒然日記 色の本質

2025/1/5

am6:45の暁の紫

最近の暁の空は、冬の寒さでよく澄んでいて、うっすらと紫がかって広くおおらかできれいだなと思う。神戸の空では、およそ6:40頃だろうか。夜明けときけば、暗闇がただ白んで明けていくだけで、そこにまさか紫が生まれることなどないだろう、と大抵の人は思っている。かつて、色を学んで自然を観察するまでは、私もそう思っていた。 でも、やっぱり闇が明けるということは、闇からすればとてつもない儀式なのであって、ゆずれないものを愛のためにゆずっていくことであろうと思う。 そこに赤という独特の輝きが生じてくることは、なんとも心を ...

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ゲーテ色彩論 徒然日記

2025/1/5

真面目からの脱皮

まるでこんなタイトルにしていると、自分が真面目であることを自覚していることが、真面目でないように感じるが、私はどちらかというと父譲りの真面目さがある。朝6時に家を出て夜10時頃に帰ってくる生活を何十年と続けていたサラリーマンの父は、もう今はあの世に行ってしまって3年になる。あの世の時間感覚というのは一体どんな具合のものなのだろう、と最近考えてみることが多くなった。逝かねばわからないことだし、考えてもわからない不毛なことなのだけれど、この世で足りていなかった私と父の会話が、少しでもそんなことで満たされればと ...

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ゲーテ色彩論 フィールドワーク 色の本質

2024/7/25

緑の力

葉を食み、休み、排泄し、をルーティンのように繰り返す緑の青虫。食む力がたくましい。あっという間にライムの木の葉がなくなっていく。 ”緑”は、葉っぱが何枚も生い茂るように、同じことを繰り返すこと、同じものを生み出すことが得意な色だ。 ​生命が始まるための力を含みもっていて、これから赤らみ、成長し、自分を実現しようとするための力を全部もっている色彩だ。 ​

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ゲーテ色彩論 徒然日記 色の本質

2024/7/25

色彩教育の意味

何度向かい風にあおうと、やっぱり私は,心と体が生き返るような、色彩教育を広げていきたい。という話。 私はほんとうに子どものころから、どうしようもなく自然に向かっていたし、自然から離れられなかったのだと思う。 たとえどんな都会のコンクリートに囲まれたところに住んでいても子どもという生き物はどうにも自然とつながってしまうもので、それこそ無意識やら本能やらの領域とされるものの引力で、自然界のいろいろと響き合うようにできていると思う。 大人になるにつれて、そこから離れていく。そこが私はスムーズにはいかなかった。 ...

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徒然日記

2024/7/1

ongaku

私は芸術大学で音楽を勉強した。 音楽は音を楽しむと書くけれど、もはや音を楽しめなくなるまで勉強してしまえる環境が大学には用意されていた。”楽しい”という感覚は人それぞれだから、私の楽しめる範囲がひょっとすれば狭く、「曖昧にしておいてほしいものをそこまで言語化しないで」、というようなところで、私は結果的にポストロックのようなバンド活動に走り、アメリカンバイクを乗り回し、反発していたのだと思う。 こうやって色や自然や心のことやを自分の人生の大半をかけてやることになるとは思ってもいなくて、それこそ起こる出来事に ...

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フィールドワーク

2023/4/1

カワウ(川鵜)が羽を広げてじっとしている〜鵜の謎〜

今回のフィールドワークでは、エメラルドグリーンの虹彩をもつカワウに出会いました。 なぞ 川鵜(カワウ)が川のとまり場で、こうやって羽根を広げてとまっている様子をよく見かけます。 これって何しているの? 昼間に見ても、バッドマンみたいで、少し恐さが...笑 ミッキー こんな素朴な疑問から、川鵜(カワウ)の謎が色々出てきたので、迫っていきたいと思います。 カワウ(川鵜)の水中での奇妙な動き 川鵜の動き方 水の中で、爬虫類みたいにうねうねと動くことができる。 いろんな方向からカワウでもなんでも生き物を観察してみ ...

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フィールドワーク

2023/3/30

翡翠(カワセミ)の羽の色

メモ カワセミの羽の色は翡翠色 私は兵庫県神戸市に住んでいますが、伊川という川があります。 私は、色ということを仕事にしていて、フィールドワークしたり、自然界が色をとおしてどんなことを話ししているのか、という人から見れば、奇妙ともとれることをやっとるのですが、「自然とともに生きる」ということが目的です。 自然とともに生きることを考えることになって、まず思うことは、自分の住む場所の川の水を、きれいにしたい、ということです。 「水」というのは、私たちを生かしてくれている根源的なものです。 そこで、川に足を毎日 ...

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