近代化する世の中からすれば
些末なものかもしれない。
でも、
少しずつでも動かしていく。
この瞬間は
もう戻らないわけだから。

老賢者たちが
惜しまれながら他界していく。
戦火もやまぬまま、
3年が経った。
あの人も
ここを去ることを決めた。
つま先ほどの一歩であっても、
変化することを
やめなかった人たちがある。


解決しない、抱えもった何かも、
昨日と今日で全く変わらないわけではない。
体温で抱え温めている経過が、
昨日、今日、と加味されていく。
そうやって温まった熱の連続で
いつか孵化するときがくる。
人の原動力になるのは、
やっぱり気持ちだと思う。
情熱を忘れてはいけない。


言い回しを少し変えたり、
見る側の立場に立ってみたり、
それが精一杯の今だったとしても
少しずつ、少しずつ。
魂の仕事だと感じるのであれば、
なおさら、つま先の一歩を。