徒然日記

大学の採点作業が鬼だ

大学での今期受講生220名の採点に入っている今、けっこう大変な日々を過ごしている。おおよその予想はついていたけれど、寝ても覚めてもレポートを読んでいる。自分で選んだ道だから仕方ないのだけれど。

大学教育は今どうなっているんだろうか。効率化が叫ばれる昨今だから、テストをして合格点に達していたら単位を渡す。大抵がそうなのだろうと思う。

私がやっている分野では、色とか自然とかそういったことなので、できる限り効率化を選ばずに、自分が思う対話的なやり方で最後まで全うしたいと思っている。面倒なことでも彼らの提出物に全部目を通していくことに決めている。そんなふうに採点されたことは、梅雨しれず、だろうけれど。
でもやっぱり人数が多くなると、ほんとうに大変だ。

「採点をする」という大きな目的がもちろんある。レポートを読んだりしていると発見することもあるから、それが寄り道になってしまうこともある。おかげで、私の講義にも生き物のような膨らみが起こっているのだろうと思う。その点で、しんどいけれど、やっぱり悪いことではない。しんどいだけの宝物があるのだと思う。

出席や、グループワークでの提出物、レポートなどを総合判断して採点していく。220名を。

今月はそれでいっぱいいっぱいだ。息抜きをこまめに入れながら、やっていかねばなるまい。

これができるのはきっと、学生たちと過ごした時間が好きだからだと思う。

お金にならないことに時間をかけて、私はどうしようもない人間だろう。

-徒然日記

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