フィールドワーク 野良仕事

野良仕事2025.2.13 ~自然農/有機農~

2025年2月13日の備忘録

自然農や有機農を見様見真似で始めて、二年目の冬になった。

かじかむ手が、どこか懐かしいのは子どもの頃の記憶だろうか。

第1畑のうごき〜有機自然農〜

今にも結球を始めそうな白菜が1つと、まだ成長途中が5つあった。今日の作業は、株の周りを中耕した。

思えば、秋冬野菜の菜園計画を立てているそばから、周りの方が「白菜の苗が余っとうからどこでも植えておきー」といただいたものが、点々と予想しないところに植えてあって、気づけば”らっきょ”とかまで植ってる我が畑。

苺はやっぱり寒いんだろうと思う。背を低くして、地べたにべたっと広がって風にあたる面積を狭くしているように見える。
あまりの無計画で緑肥用の草マルチ材が足りなくなったことが、いちごに寒い思いをさせている原因だ。
緑肥はすき込んだり、マルチの代わりに地温を保ったり柔軟に生育に奉仕してくれるものだなと思う。私は緑肥を見習って生きなければならない気がしている。

緑は、光合成をまっすぐすることのできる色で、人間は緑(植物)には叶わない、という見方もあると思う。
光合成をすることで生きるエネルギーを合成できる植物たちと違い、私たち人間は自分でエネルギーを合成してつくることができない。どこまでも植物を摂取してエネルギーをもらうしかないし、植物を食べている動物をも摂取してエネルギーをもらうしかない。人間が頂点がいるかのように見える弱肉強食のあの図は、人間が最強かのように見えるけれど実は違っていて、坂田昌子さんがおっしゃっているようにほんとうは全肉全食で、私たちだって最後に微生物食べられて、循環の一部であることを見ないようにしている図なのかもしれない。

循環ということのほんとうの中身が、尊重されていない社会だと今はやっぱり思う。

話は戻るが、来年の冬こそは緑肥の力をかりられるよう、緑肥生育ゾーンを設けようと考えるが、それもこれもまたいろんな苗を周りからいただいてしまうだろうから、計画通りにはいかないかもしれない。

課題としては、苺ゾーンに、黒マルチをかけて地温を温めることはやろうと思えば今からでも可能なことだが、どうするか、悩みどころだ。

たまねぎ畝
少し太ってきた玉

玉ねぎは、昨年ここら周辺の畑でおこった”べと病”が気に掛かる。今はなんとか元気に育ってくれているのだろうか。まだ私は”べと病”などの病気の見分け方も全くわかっていない。
2月に入ったこともあって、有機液肥を灌水したところ、若干、玉が太った気がする。
通路も、土が裸にならないよう、土壌生物たちの棲家を意識して、周りに生えてきたヒメオドリコソウなどの雑草をできる限り敷いておいた。玉ねぎの跡地には、何を植えよう。オクラやスイカを植えようかと思っているが、昨年はアライグマ被害があった。

明日からまた少し寒くなる日が続くと聞いている。

第2畑のうごき〜 黒マルチ活用 / ほぼ有機農 〜

第2畑は、昔からほぼ有機能を営んでいる義父の畑で、なかなか広くて、手伝わせてもらったり、少し端っこのほうで一緒に植えさせてもらったりしているのだが、

今季はやむをえぬ事情があって、定植する時期がずれこんだ。

たまねぎや大根の畝
いちごの花摘み

土質は硬め、藁や残渣などが土中にしっかり漉き込まれてきた歴史があって、作物たちの土への根付き方が強いように思う。

黒マルチをはる前に畝を立てていたときも、土が硬いなと思っているものの、作物は育つ。品種によっては、かなりしっかり育つものもあって、土質が柔らかければいいという問題でもないのかもしれないなと学ばせてもらっている。

白菜、キャベツ、ブロッコリー、大根、ネギ、カリフラワー、カブなど、なかには遅めに植えることで生育が難しくなる野菜もあるのだろうけれど、じっくりとじんわりと、マイペースにゆっくり成長しはじめている。このままいくと、春先には、なかなかの量のキャベツと白菜がとれるだろうと思う。高騰している品目だからこ、ひとしお嬉しいな。

大根は間引きするタイミングもあるのだろうなと思う。私はまだ間引きするときにこっちがいいのかあっちがいいのか決め切らないところがあって、いちいち願いをかけて間引くもんだから、時間がかかって仕方がない。ひとりでぶつぶつ言いながら間引いている。昔より、いくらかいさぎのよい人間になれているだろうか。間引き菜は味噌汁とかに入れたり、さっとゆがいてポン酢で食べるととてもうまい。

端っこのほうで、いちごを黒マルチで育てさせてもらっていて、この時期に花がいくつかついたので、はやめに花芽を摘んでおいた。

第2畑は全体的に黒マルチを使っての栽培なのだけれど、やっぱり地温が保てるという点で、土壌生物が活性していることを感じる。

現時点で、玉ねぎの雑草抜きと、大根の間引きが、目下早めにやっておきたい仕事だと明記しておく。

玉ねぎの玉のそばから、たくさん雑草が生えてきている。

今日の収穫

大きくなって、畑に縛り置いていた白菜を本日収穫。長い間お疲れ様でした。
大根も、ミニ大根の種だったけれど、なかなか大きくなっていた。大根は地上の葉っぱの広がりがどの程度かを見ていると、なんとなく下に隠れてある実の部分の長さや大きさを想像できてくるように感じる。

今日も1日お疲れ様でした。

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