メモ
カワセミの羽の色は翡翠色
私は兵庫県神戸市に住んでいますが、伊川という川があります。
私は、色ということを仕事にしていて、
フィールドワークしたり、自然界が色をとおしてどんなことを話ししているのか、という
人から見れば、奇妙ともとれることをやっとるのですが、
「自然とともに生きる」ということが目的です。
自然とともに生きることを考えることになって、まず思うことは、
自分の住む場所の川の水を、きれいにしたい、ということです。
「水」というのは、私たちを生かしてくれている根源的なものです。
そこで、川に足を毎日運んでいてるわけですが、
川を毎日のように見ていると、
自然が移ろっていくこと、動いていることを心から、体の芯から、感じるようになりました。
それが川のそばである、川と共に生きているということで、
もっともっとそれを感じるようになりました。
川で水浴びをしたり、川の水を飲んだり、
そういったことができるなるには、きっと川の水を汚し壊してきた時間と同じ時間以上の時間が
かかるかもしれませんが、それでもできることをやりたいと思うようになりました。
さて、私が川におけるフィールドワークを初めて、すぐに、
翡翠(カワセミ)という鳥に会いました。
一瞬で、その佇まいと、色彩に魅了されてしまいました。
カワセミというのは、漢字で「翡翠」と書き、あの翡翠色が字にあてられています。
正面から見ると、こんな姿をしていて、長い嘴で、水面をつつき、水中にいる生き物を捕食して生きています。
カワセミは「ツィー」と言いながら、まっすぐ素早く飛ぶのですが、
翡翠色で飛んでいるので、キラキラ光っている宝石が飛んでいるように見えます。
最近ではかなりの頻度で会えるようになったので、
またカワセミのレポートをしたいと思います。