ゲーテ色彩論 心理学

「個性化の過程」をわかりやすく解説!色の本質との連関

個性化の過程とは?

個性化の過程をわかりやすく言うと...

個性化の過程とは?

個人の中で、「意識」と「無意識」の関係が段階的に変容していく過程のことで、

私たちの心の全体の中心を成している「自己」をしっかり機能させること

 =本来の自分らしい自分に近づけていくこと

心に「意識」というものが与えられて以来、
私たちは「意識」をひたすらに磨いてきた。

私たちは成長過程で、意識を統制する「自我意識」というものが組織化されてくる。
自我意識は、対極に位置する無意識の領域である「肉体」を
ある程度コントロールできるようにもなる。

この肉体を支配できるような感覚とともに、
「自我意識」はどんどん無意識から際立って磨かれてゆく。

無意識との同一性から抜け出して、
自と他を区別し、特殊化してゆくことで、
意識独自の成熟を遂げてゆくかのように見える。

そのため、陶酔した自我意識が、
身体や無意識の領域をなた再発見することには、非常な努力を要する。

例えばヨガにおいても、
意識というものを、無意識的な身体過程と結びつけようとする困難が行がされる。

私たちは、自我を確立しようと躍進した人生の前半を終えれば、
人生の後半において心の全体が機能していくこと、つまり自己がしっかり機能することに
心的エネルギーが注がれていく。

一度離れてしまった意識と無意識の関係性をふたたび
良好な関係性として結びつけていく作業が、個性化の過程である。

-ゲーテ色彩論, 心理学

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