「イメージ」を生かした状態にする
夢を見た日の朝、私たちは夢の内容を誰かに話そうとすると、
夢の中ではなかなか有意義に感じた出来事を
言葉にしてうまく話しができないことがある。
無意識内で感じたその深いイメージの意味を、
改めて意識内で把握することには
相当の困難がある。
なぜなら、それは言語が違うからだ。
意識界は「言語」で整理される。
でも、無意識界には「整理」と呼ばれる働きがなく、
はっきりとした輪郭をもたない「イメージ」が
いつでも周りと
わけのわからぬむすびつきをもっている。
つまり無意識は、いつもうねうね、ぐるぐる、ぐちゃぐちゃしている。
それはまるで未分化な動物がいくつも連なっって生きている
竜(ドラゴン)のようだから、
無意識のシンボルを”竜”とするほどだ。